2018.06.18
No.49 女将自慢のあんこで簡単おはぎ作りと、 高級茶から棒茶まで、お茶を飲み比べ!
北海道100%の小豆を使った無添加手作りあんこで作った大判焼きや、夏季限定のかき氷が人気の「まるか村松商店」で行なわれたプログラム。案内人は名物女将の村松弘美さん。
プログラム当日、会場となったまるかさんのお店に伺うと、男性4名が熱心にあずきの作り方について話を聞いているところでした。
この皆様、実は、愛知県田原市で観光プログラムの開発を行なっているそうで、藤枝おんぱくの視察の一環で参加してくださっていたのです。商店が行なうプログラムに興味があったということで、まるかさんを選んでくださいました。
ちょっと不思議な雰囲気ではありましたが、さっそくおはぎ作りに入ります。みなさんに「おはぎは作ったことがありますか?」と私もやったことがないことを質問してみましたが、やはり「ないですねぇ」と即答。…ですよね。
すでに準備していただいていたもち米に、あんこを包む作業ですが、あんこを広げる具合やらがなかなかうまくいかず、みなさんまわりを確認しながらのひとつずつ作られていました。
できあがったおはぎは、「赤福」みたいな形に。
…というのも、田原市は赤福が名物の三重県伊勢市に近く、「どうしても赤福みたいな形を作りたくなっちゃうんですよね」と参加者さん談。
でも、初めて作ったというわりには、みなさんとてもきれいな形のおはぎができあがっていました。
そしてお次はお茶の飲み比べ体験。もともとまるかさんは、お茶の「あっせん」が本業なんです。あっせん業とは、農家と問屋さんをつないでくれる仕事のこと。お茶の仕入れはとても早く、朝というよりは深夜0時ごろから農家さんが見本を運んできてくれ、その値段交渉も行なうそう。もっと詳しくお話してくださいましたが、私のメモはここまで。ちゃんと聞きたい方はまるかさんのプログラムにご参加ください。あっせん業で使われるという、下の段に5つ珠があるそろばんにみなさん釘付けでした。
お茶は、新茶の深蒸し茶、新茶の棒茶、玄米茶、ほうじ茶、そして参加者さんの「藤枝らしいお茶が飲みたい!」というリクエストにより、藤枝かおりを飲み比べしました。
女将さんがお手本として煎れてくれた深蒸し茶は最後の一滴まで丁寧に注がれ、美しい緑色のお茶は、一口飲んだ瞬間に深いコクと香りが口いっぱいに広がっていきました。個人的には、茎茶のさやわかさが好みでしたが、どれもお茶の旨みをじゅうぶんに持ち、それぞれの個性を知ることができました。
お茶の煎れ方も丁寧に教えてもらえましたので、きっと参加者さんもその日のうちに早速実践しているかと思われます。「知らなかったことをたくさん知ることができました」ととても嬉しそうに帰って行かれました。
おいしいおはぎとお茶とで有意義な1時間。
こちらのプログラムは5月26日と27日が追加となり、6月10日までの毎週金・土・日(本日5/25は除く)行なわれます。何日かはじゃんかん席に余裕がありますので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょう。(やまだ)