2018.06.18
No31・「藤枝の鉄道遺産巡り」SL・軽便・新幹線 地域の鉄道遺産を見ちゃお!知っちゃお!
藤枝市内だけでなくよりワイドになった人気のプログラム。天は雨でチョッピリ邪魔しましたが、参加者の皆さんは意に介しません。興味も意気も…確実に勝っていました。
子供さん主体の家族での参加がやはり目立ちますが、年配のご夫婦も居られてそこにはほのかな浪漫も感じられました。
藤枝郷土博物館に、続々と参加の方が集って来ます。受付近くではこんなTシャツも展示販売していました。
熱っぽく解説する案内人の「新幹線原点のまち藤枝を伝える会」の山内さんとそのグループメンバー及び会員証です。
専用バスに乗って「遺産巡り」スタート、スケジュールもしっかり確認「楽しみです」。
大切な鉄道の本もこのツアーに参加させて、やる気満々です。
営業車「こだま」(会員証の写真)で1959年に当時「狭軌最高速163km/h」を付近で記録した「一里山踏切」(レール写真、藤枝駅方面臨む)
中心の「空きスペース」は、当時「上り線」がありました。左側、現在の上り線スペースに「試験線」があり160 km/hオーバーを実現しました。
(「藤枝おんぱく2018ギャラリー」https://www.facebook.com/onpakugallery/ でのJR列車からの「雨の車窓写真」は、中心スペースの有るこの付近とそうでないところと比較でしたが、水滴のため殆ど写っていませんでした。写真が多いギャラリーもこの際、ご覧あれ)
高速試験用車両「クモヤ93000」で175 km/hを記録したのは、翌年1960年でした(記念碑はJR六合駅にあります)
大井川を越えて遠州・金谷(島田市)に入り、大井川鐵道の車両を整備する工場が有る趣充分な新金谷駅に、到着しました。
さっそく、転車台のSLを見にゆきました。大井川鐵道社員の方が案内して下さいました。
大井川鐵道SL用の石炭と転車台の「C12164」。そして昭和51年に日本最初の動態保存機として走り出した「C11227」
C10型として唯一の動態保存機「C10 8」
機関車に牽引される「客車」及び軌道も走ることが出来る整備用のドイツ製自動車
「新金谷駅」から普通車両に乗って「金谷駅」「JR金谷駅」へ、切符はJR「藤枝駅」 まで買いました。
「金谷駅」到着しJR東海で「藤枝駅」へ、因みに藤枝駅の「駅ナンバリング」の番号は、東海道藤枝宿と同じ「22」です。
すっかり都会風の駅になってきている駅構内に、1889年築の油貯蔵用の「油庫」が1番ホーム脇に在り、出迎えていただいた「藤枝駅」駅長さんの案内で見学しました
効率的、お洒落に整備された街区「フジエダ ミキネ」に設置された「新幹線原点のまち藤枝」の案内板と「軽便の碑」を見学。
好天ならは軽便「駿遠線」跡を少しウォーキング予定でしたが、再び専用バスに乗車し一部を車窓見学、無事郷土博物館に戻りました。
「駿遠線」(相良方面の)は新藤枝駅から東に進み右折し当時の国鉄を越えました(跨線橋により)。その付近の写真2枚です(後日撮影)
田沼街道から軌道跡を臨む(東向き)道路の先に当時の右カーブが在りました。駐車場のラインで緩いカーブが判ります。
「温故知新」を体験するプログラムで「おんぱく」の醍醐味を味わい、好天でなく荒天でしたが充分に満足が。得られたのではないでしょうか。
(はんだ むねお)
https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/program/201821039647