No.18藤枝北高校 発酵体験教室 ~今日から糀で健康生活~

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4月28日に『藤枝北高校で行なわれた発酵体験教室 ~今日から糀で健康生活~』。

 

案内人をつとめる藤枝北高校の食品サイエンス部は、志太地域を活性化させるために地域の農産物を探し出すバイヤー活動や、出会った人や食をつなげて商品開発や発酵体験教室などを行なっています。

 

この日行なわれた「甘酒酵母パンづくり」では、食品サイエンス部が開発した「タカキビ糀甘酒」を発酵したものを使います。タカキビ糀甘酒とは、天然酵母菌で、米麹の甘酒よりも栄養素やポリフェノールが豊富に含まれた優れもの。このタカキビ糀甘酒を使って酵母種を作って発酵をさせます。この発酵が今回のベーグル作りの出来をかなり左右するため、この日を迎えるまで、顧問の西尾先生を始め部員のみなさんが、何度も何度も試行錯誤して形にしていったと言います。

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サイエンス部部長の奥山さんの説明を受けながら作ったベーグルは、藤枝市内にあるパン屋・ブランジェリモザイクさんと一緒にレシピを作成したもの。

 

藤枝産の小麦粉、よもぎ、そして前日から仕込んであった酵母種などを使って生地をこね、成形し、発酵をさせます。発酵後にケトリング(焼く前に茹でる工程)をしてからオーブンで焼くのですが、発酵に時間がかかるので、さきほど参加者さんが作った分は自宅に持ち帰って完成させてもらい、ここでのケトリングからの作業はすでに発酵工程が終わった生地を使用します。

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ケトリングという工程は、発酵がうまくいっているとお湯の中に入れたベーグルはすぐに浮き上がってくるのだそう。この作業が、これまでの練習ではうまくいかないことが多く、ケトリング係の望月さんはベーグルを入れた瞬間から思わず手を合わせて祈ってしまうほど。その思いが通じたのか、沈む間もなくベーグルが浮き上がり、望月さんを始め部員のみなさんも西尾先生も笑顔&安堵の表情。

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↑祈ってからの「浮いた!」。2人の表情がとてもうれしそう

 

その後オーブンで焼きます。

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↑オーブンだけでなく「フライパンでも焼けますよ」とモザイクの坂田さんが実演

 

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出来上がり! 待望の試食タイム!

用意されたママレードとブルーベリーのジャムは、農家さんからいただいたブルーベリーと、西尾先生のご実家からいただいた甘夏みかんを使った手作り。あまずっぱくてとてもおいしいジャムでした。

 

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ベーグルもまわりがカリッ、中はモチッと。これはタカキビ糀甘酒を使った効果だそうで、普通のベーグルよりもかたさがあるのだそう。参加者のみなさんも「おいしい❤」と口々に言っていました。家に帰ってからも作るのが楽しみですね。

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このタカキビ糀甘酒を使ったベーグル、こちらを読んでいただいているみなさんも食べてみたいですよね? なんと、現在モザイクさんでは甘酒酵母のベーグルを商品化していくための動きがあるようです。また、浜松市水窪町で高校生の農家民宿を行なう計画もあるそうで、そちらでもメニュー化を検討しているのだとか。

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プログラムの最後に部員のみなさんが「参加者の方が楽しんで作ってくれて、嬉しそうに食べてくださったのが良かった」と感想を。
顧問の西尾先生も、「うちの生徒なかなかやるなぁ! これもみなさんのおかげです」と活躍を喜んでいました。また、「部活動で人の役に立ちたいと思っているし、相手に伝えて喜んでもらうという気持ちでやっています」とおっしゃっていたように、その気持ちが部員のみなさんにも伝わっていると実感できるプログラムでした。

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5月19日には同じく藤枝北高校で、「塩糀や甘酒などを使ったジビエ料理教室」が行なわれます(満員御礼!)。次はどんな内容になるのでしょう。(やまだ)

https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/program/201821039589