2018.06.18
No.32 ふわふわ熱気球体験!
「飛ぶ」方法は沢山あります。
飛行機、スカイダイビング、パラグライダー、バンジージャンプ…
それでは「浮く」方法は?と言われると、なかなか思いつかないのではないでしょうか。飛ぶのとは異なり、空中をゆったりと漂う「浮く」体験ができる人というと、私は宇宙飛行士を思い浮かべます。
気球は、宇宙に行かずとも「浮く」体験のできる珍しい乗り物なのかもしれません。
朝早く、藤枝の山奥の空き地に突如現れた巨大な気球の周りに参加者が集まりました。
はじめは“でろん”、と地面に横たわっていた気球に空気が送り込まれ、膨らんでいきます。その様子は大きな生き物のようで、子供たちは興味深々。
いつも見慣れた景色のど真ん中に気球があるという不思議な光景に、大人であっても何だかわくわくしてきます。
準備ができたら、家族ごと順番に気球に乗り込んでいきます。
ごうごうというガスバーナーの音。赤い炎が時々迫力満点に放たれる。
炎によって暖められた空気は気球の中に送り込まれ、ふわりふわりと気球がゆっくり昇っていきます。
その場にいる全員が空を見上げ、気球に乗っている人達の楽しそうな声が響きます。
宙に浮くのは、どんな気分なのでしょうか。
空を飛ぶのとは違い、その場にしばらくいることが出来るわけですから、ゆっくりとあたりを見渡すことが出来るに違いありません。
普段見慣れた景色も、ちょっとだけ特別に見えるかもしれません。
その感動を、すぐ隣にいる家族と分かち合う事ができるのも気球の良い所ですね。
(白倉 麻里奈)