岡部町玉取に伝わる紙漉きの体験と、語り継がれる伝説を聞く

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藤枝市岡部町の朝比奈川上流にある玉取地域に、今もなお語り継がれる『玉取伝説』があります。
「玉取」は日本武尊(やまとたけるのみこと)の東国征伐(とうごくせいばつ)にまつわる伝説からの地名だそう。

 

日本武尊が東国の賊(ぞく)を征伐に出かけたときのこと。焼津の地を訪れた際に国造に火を放たれ、大火に迫られた日本武尊が袋の中に入れていた「火打石」を使って野火の難を逃れました。そこで、向火をたてた火打石は焼津神社の御神体といわれ、「火石」「水石」と呼ばれていました。

 

ところが、焼津を含めたこの地方は大津波に襲われ、波が逆流して入江から岡部の地にまで入り込んでしまったため、焼津神社の神殿はこわれ、神体の玉も共に流れて消えてしまったといいます。しかし、玉は岡部から更に山深く入った朝比奈川の上流(今でいう玉取の里)に流れつき、里人に拾われ、地元の小さな寺に納められました。その後この寺とは別に神社をたて、玉取神社と呼んで崇められ、このことから玉取神社のあるこの部落を玉取と名付けられたそうです。
(「玉取伝説」については、こちらのサイトを参考にしています。こちらが解釈を間違えているようでしたら一報ください。http://www.city.fujieda.shizuoka.jp/kyodomuse/11/12/1445916513809.html

 

この地域にまつわる歴史を紐解いていませんか?
玉石伝説って? 天狗がくれた○○がある? 『岡部お話の会』が、不思議なお話の郷へご案内します。

 

また、玉取地域は朝比奈和紙の産業が地域を支えていた時代がありました。この地域に伝わる伝説の技法で、あなただけの一枚を作る紙漉き体験をしてみましょう。

 

申込み締め切りが5月20日と迫っています。気になる方はぜひお早目の予約をお願いします。

 

https://shizuoka-onpaku.jp/fujieda/program/201821039747
No.58 玉取の凛とした空気の中、伝説の紙漉き 体験と語り継がれる伝説を巡る
5/27(日)
10:30~14:30
1,500円
集合場所:朝比奈活性化施設たまゆら 岡部町玉取1452 駐車場あり